MonotaROはまだ上がるっていっタロウ?

今週はMonotaROの株価が大幅高となりました。先月の株価が連日で上昇を続けていたとき、私はこのブログに1,900円台が妥当な株価でまだ上昇余地があると書きました。その直後から株価の上昇は止まり、少し値を下げて推移していました。しかし、10日に開示された月次業績をうけて、株価は1,900円台をすっ飛ばし、2,000円台まで上昇しました。



MonotaROはまだ成長鈍化していない

工場等で使う資材や消耗品をネットで販売するモノタロウを運営するMonotaROは、毎年20%を軽く超える増収を続けてきました。しかし、最近は成長力が弱まり、前期実績と今期予想の増収率は10%台前半となっていました。ところが、10日に開示された月次業績は、今期予想を軽く超える増収がまだ可能であると予感させるものでした。

私は先月MonotaROの株価が1,900円台まで上昇する余地があると書きました*1。その前提は14%の増収でした。2,000円を超えるには15%以上の増収が必要です。3月の月次業績の内容は、2,000円台の株価は適正であることを示す内容でした。

3月の月次業績で増収率が上向いた

10日に開示された3月の月次業績は、営業日数を調整すると前年同月比117%と好調でした。1月から3月の月次業績を単純に平均すると約115%となります。

かつて増収率が約20%だったのと比較すると、前期実績と今期会社予想の増収率が12%台では、成長が急減速してしまった印象があります。しかし、15%の増収であれば、まだ急成長が続いていると評価しても良いでしょう。今回の月次業績により、MonotaROの成長鈍化はまだ先であることを投資家に知らしめたといってよいでしょう。

株価2,000円は適正である

先月このブログに14%増収が前提なら株価1,900円は適正であることを書きました。ところが、今回の月次業績はその前提条件を超える内容でした。今週末の終値は2,017円でしたが、増収率が15%とすれば、この株価は妥当と判断できます。しかし、MonotaROの株価が2,000円台で足場を固めるためには、今後の月次業績で15%増収を維持する必要があるでしょう。

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私は株式の需給や短期の業績を予想して頻繁に売買をするタイプの投資家ではありません。だから、今回書いたようなことは本当はどうでもいいと思っています。しかし、株価が上がると、やっぱり嬉しいので、つい書いてしまいました。当初は新規で買ったフルキャストホールディングスについて書こうと思っていたのですが……。


*1:新年度でブログをリニューアルした際、記事はすべて削除してしまいました。