オービックが予定調和な決算を発表しました

決算シーズンがはじまっています。今週は、私の日本株ポートフォリオの持ち株比率で計ると、ほぼ半分の企業が決算を発表します。今週、決算発表する保有銘柄4社のうち、3社が本決算です。

今日は、オービックが2024年3月期決算を発表しました。その内容は、ふた桁の増収増益で、今期予想も、ふた桁の増収増益(営業利益)、とりあえず控えめな増配予想という、ほぼ想定通りのものでした。

  • オービックは統合基幹業務システム(ERP)でガッツリ儲かってる会社です
    • 2024年3月期も営業利益率が上がっちゃいました
    • 配当は更に増額されるでしょう
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MonotaROはまだ上がるっていっタロウ?

今週はMonotaROの株価が大幅高となりました。先月の株価が連日で上昇を続けていたとき、私はこのブログに1,900円台が妥当な株価でまだ上昇余地があると書きました。その直後から株価の上昇は止まり、少し値を下げて推移していました。しかし、10日に開示された月次業績をうけて、株価は1,900円台をすっ飛ばし、2,000円台まで上昇しました。

  • MonotaROはまだ成長鈍化していない
    • 3月の月次業績で増収率が上向いた
    • 株価2,000円は適正である
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『クオリティ・グロース投資入門』を読んで売上高成長率によるスクリーニングが効率化しました

株式投資の対象をふるい分けするのに、PERや配当利回りといった株価と関係のある指標ではなく、成長率や利益率といった業績と関係のある指標を、私は使っています。成長率の場合は10年での成長を年平均で評価します。

成長率の数値は合格だったとしても、期間内における業績上昇のパターンはいろいろあります。理想は毎年同じ割合で成長するパターンですが、そんな会社はほとんどありません。どのぐらい理想の成長パターンに近いのか、その判断を今までは、なんとなく感覚的に行なっていました。しかし、山本潤『統計学を使って永続的に成長する優良企業を探す クオリティ・グロース投資入門』(パンローリング)で解説されている手法を使うことにより、数字で比較することができるようになりました。

  • グロースリターンを使うことで、着実に成長している銘柄を選び出せる
    • グロースリターンは売上高変化率の期待値
    • グロースリターンがゼロより大きければ合格
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